2020-09-18 第202回国会 参議院 国土交通委員会 第1号
久留米市では、七月六日から八日にかけて、観測史上最大の豪雨を記録し、市内を流れる筑後川では、堤防からの越水等は発生しなかったものの、流域での大雨により、支川等の排水が十分にできない状態となり、同市内において、約二千戸に及ぶ浸水被害が発生いたしました。 これに対し、現地では、排水ポンプ車を出動し、懸命な排水作業を実施したことで、九日までには、浸水が解消されたとのことであります。
久留米市では、七月六日から八日にかけて、観測史上最大の豪雨を記録し、市内を流れる筑後川では、堤防からの越水等は発生しなかったものの、流域での大雨により、支川等の排水が十分にできない状態となり、同市内において、約二千戸に及ぶ浸水被害が発生いたしました。 これに対し、現地では、排水ポンプ車を出動し、懸命な排水作業を実施したことで、九日までには、浸水が解消されたとのことであります。
今回、各地の集中豪雨でありますが、基本的に堤防の決壊あるいは越水等によって、死者八十二名、行方不明者四名という多大なる犠牲が出ておるところでございます。 基本的には、私たちが見える範囲内では、やっぱりブロックすべきものとしての堤防などがよく見えます。しかし、この水害を防ぐために、構造物以外でもたくさんの治水行政があるわけであります。
まず、洪水予報に関する課題といたしましては、決壊、越水等を確認するための水位計であるとか河川監視カメラ等が十分ではなく、また、現地に行って確認しようにも、浸水をしているというふうなことでアクセスが困難であったこと、また、外部からの問合せが殺到する中、少数の担当者が同時多発的な氾濫に対応せざるを得ず、洪水予報を発表するまでに多くの作業を要していたということが挙げられるというふうに思います。
このような状況の中で、那珂川、久慈川におきましては、今回の台風第十九号におきまして、決壊や越水等の甚大な被害が生じたことを踏まえまして、洪水時の水位を下げ、安全かつ確実に洪水流を流すことが重要だというふうに考えてございます。
台風第十九号で決壊や越水等による甚大な被害が生じた河川については、今後、洪水時の水位を下げ、安全かつ確実に洪水を流すことを最優先に、堤防強化、河道掘削、遊水地整備など、どのように組み合わせて、水系全体で適切かどうかを検討した上で、抜本的な治水計画の立案をし、流域全体での治水対策に取り組んでまいります。
それで、今ほど御提案をいただいた洪水防止という観点から申し上げますと、まず、今回の台風十九号によりまして、上流部の千曲川で堤防の決壊や越水があったということではございますけれども、下流部の信濃川でも越水等により家屋の浸水被害があったということ、まずございました。 そこで、やはり治水対策に当たっては、上流、下流のバランスを確保しながら進めていかなければいけないと考えております。
この中小河川につきましては、九州北部の豪雨を受けまして、越水等による度重なる浸水被害の発生が大変重要な課題だとそのときに認識をしたわけです。重要水防区間のうち、近年洪水により被災した履歴がある、かつ再度の氾濫により多数の家屋や市役所、役場等の重要な施設の浸水被害が想定される区間において河道の掘削等の対策を緊急的に実施することといたしたわけでございます。
この七月の西日本豪雨では、高梁川水系小田川及びその支川である末政川においてバックウオーター現象が起こったと、越水等による堤防破壊につながったと聞いておりますが、この今回の台風十九号では十三都道府県の広い範囲で記録的な大雨をもたらしたと。河川の堤防の決壊が百三十か所以上で発生し、甚大な被害をもたらしました。
○国務大臣(武田良太君) 十九号による災害で堤防の決壊や越水等により多くの住宅で浸水等の被害が生じていることにつきましては、私自身、十三日、先生の御地元長野県にお邪魔させていただきまして視察させていただきました。
また、平成三十年七月豪雨では、小田川等がバックウオーター現象等に伴う越水等により堤防決壊し、尊い命が失われるなどの甚大な被害が生じました。今回の被害を踏まえて、抜本的な治水対策を進めるため、事業を集中的に実施し、再度の災害を防止することとしています。
○大臣政務官(秋本真利君) 今回、平成三十年七月豪雨によりまして各地の河川において浸水被害が生じており、その中でも、高梁川水系小田川では堤防の決壊に伴う大規模な浸水、肱川水系肱川では暫定堤防からの越水等により甚大な被害が発生しております。
広島県の管理の河川については、先生がおっしゃったとおり、十二河川で決壊、六十四の河川で越水等の被害が生じているところでございます。
この事業は、河川整備計画の治水対策の一部、つまり、堤防からの越水等を防止するのに必要な河道の掘削、築堤、堆積土砂の撤去を大幅に前倒しして、おおむね五年間で対策を実施しようとするものであります。 これらを踏まえまして、以下のとおり質問したいと思います。 まず、この対策の進捗状況について確認をいたします。
また、仮に越水等が発生をした場合でも決壊までの時間を少しでも引き延ばす、このことによって避難時間を稼ぐ、そういう堤防構造を工夫した危機管理型ハード対策の導入など、ソフト、ハード一体となった対策を講じているところであります。
具体的には、洪水を安全に流す対策の着実な推進に加えまして、住民目線のソフト対策への転換、また、仮に越水等が発生した場合でも、堤防決壊までの時間を少しでも引き延ばすよう堤防構造を工夫した危機管理型ハード対策の導入など、ソフト、ハード一体となった対策を講じております。
具体的には、ハード対策につきましては、対策を優先する区間を改めて確認、点検した上で、従来の洪水を河川内で安全に流すための堤防のかさ上げや拡幅などに加えまして、越水等が発生した場合でも決壊までの時間を少しでも引き延ばす堤防構造の工夫等、危機管理型のハード対策を組み合わせて講じてまいります。
具体的には、ソフト対策につきましては、スマートフォン等による洪水予報の提供など、より実効性のある住民目線のものへ転換をいたしまして、ハード対策につきましては、従来の洪水を河川内で安全に流す対策に加えまして、越水等が発生した場合でも決壊までの時間を少しでも引き延ばす堤防構造の工夫等、危機管理型のハード対策を組み合わせて講じていきたいと思います。
具体的には、ソフト対策については、スマートフォン等による洪水予報の提供など、より実効性のある住民目線のものへ転換をし、ハード対策につきましては、従来の洪水を河川内で安全に流す対策に加え、越水等が発生した場合でも決壊までの時間を少しでも引き延ばす堤防構造の工夫等、危機管理型ハード対策を組み合わせて講じます。
先般答申案を示されましたので、現在、越水等が発生した場合でも決壊までの時間を少しでも引き延ばす粘り強い構造の堤防につきましては、具体的にどのような区間でどれぐらいの期間を掛けて実施するか検討を進めているところでございます。
○藤田幸久君 茨城県の四つの河川、鬼怒川、小貝川、久慈川、那珂川の無堤防地域で越水等の災害の可能性を認識している箇所は何か所ぐらいございますか。
流下能力の不足により越水等が生じた際に堤防の安全性が確保できない区間、これが四・七キロあることが判明いたしましたが、ほかの浸透だとか洗掘、こういったものによって安全が確保できないという箇所はございませんでした。